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医師が離婚する際に覚えておきたいこと

カップル

医師の離婚の際には財産分与が争いが激しくなる

医師が離婚をするという際には、どうしても、財産分与を初めとした、金銭面に関する争いが白熱したものに鳴りやすい傾向があります。
夫婦ともども医師という場合で無い限り、基本的に、片方は専業主婦として働いている事が多いため、医師である自分の財産が争点となるでしょう。

結婚前に揃えた家具等に関しては話が別ですが、結婚後に揃えたアイテムに関しては、夫婦の共有財産となります。
家具だけでは無く、家電や車、もちろん家も対象となりますので、金額が金額だけに、非常にごたつくことが少なくありません。
財産分与で揉めに揉めた結果、離婚がなかなか出来ず、一年近く掛ってしまったという方も少なくないでしょう。

出来るだけスムーズに離婚をしたいと考えている方の場合は特に、財産分与はある程度妥協をする必要が有ると言うことを覚えておいて下さい。

離婚調停の際には必ず早めに弁護士を立てて

離婚調停が行われるほどこじれにこじれてしまった場合は、出来るだけ現状を早く理解してもらうために、弁護士に依頼をしましょう。
病院によっては、病院の伝手で弁護士を紹介してくれるような所もありますが、周囲に離婚することを知られると面倒という場合は、自力で探しましょう。
大学時代の友人など、ある程度お互いの事を知っている人に依頼をした方が、何かと依頼をしやすい傾向があります。

後回し後回しにしていると、良い弁護士がなかなか捕まらず、調停日になって弁護士が用意できていないという事になりかねません。
とにかく早めに依頼をして、確実に約束を取り付けるようにしましょう。

離婚事由によっても強気に出られるかどうかが変わります

離婚事由が自分の不倫など、自分に大きな過失があるという場合は、どうしても強気に出ることは出来ません。
ほとんど相手の言い分通りになってしまう可能性もありますので、自力で話が出来なければ、早めに代理人を立てましょう。
弁護士への対応が遅くなると、どんどん自分が不利な条件を突きつけられてしまう可能性があります。

万が一離婚事由が相手の不倫など、明らかに相手の過失となる場合は話は別です。
自分が損害を受けている立場となりますので、慰謝料請求を、不倫をした相手にもしっかり送りつけてやりましょう。

親権争いに勝つためにはどうすれば良いのか

ご夫婦の間にお子様が居るという場合。
親権はどうしても母親に移りやすいですが、母親の不倫など、明らかに母親のせいで離婚となる場合は話が別です。
子育てできる環境(実家に頼るなど)が整っている場合は、安定した職業に就いている、父親に親権が移ることも少なくありませんので、希望を捨ててはいけません。
お子さんが二人居る場合は、一人は母親、一人は父親と、離れて暮らすことになる可能性もあると言うことを、頭に入れておきましょう。