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医師のハラスメント「ドクハラ」に要注意!

注意される人

悪気が無い発言がドクハラになる事も多い

ドクターにとっては何の気も無い発言が、患者さんに取っては強い不信感、不快感を持つ原因となるケースが少なくありません。
そのように、ドクターによるハラスメント的発言の事を、ドクターハラスメント、いわゆるドクハラと呼びます。

ドクターと患者さんは立場上、どうしてもドクターの方が上になりやすく、治して頂くと言う意識を持っている患者さんは少なくありません。
そんな時に、無神経な発言をドクターにされたら、自分の治療自体が心配になり、病院を転院したいと考える方も多いでしょう。

ドクハラと認定されている発言をしているドクターの多くが、冗談のつもり、何の気なしに発言をしてしまったという方がほとんどです。
ですが、その軽率な発言が深く患者さんの心を傷つけて、トラウマを与えてしまっている事もあると言うことを、忘れないようにしましょう。

誰に対しても誠実に、紳士的に対応をしましょう

ドクハラの発言として代表的なものは、「日頃の行いが悪いから病気になった」と言うような発言です。
ドクターとしては、食生活などに気をつけて欲しいという意味合いで言った発言が、言葉だけ見ると、そのように捉えられないような言葉で有ることが、ドクハラの特徴でしょう。
人格や人間性を否定されたように感じる発言をしてしまわないように、言葉を発する際には、一呼吸おいて、相手のことを考えて発言することが重要になります。

相手が女性でも男性でも、年上でも年下でも、とにかく紳士的に、とにかく誠実に対応をすることが大切です。
誠実さを少しでも欠いてしまうと、ちょっとした発言がドクハラ認定されてしまうことも少なくありませんので、十分注意を行いましょう。

また、言っている言葉は問題なくても、言い方が無駄に強い、語気が荒いことが原因で、ドクハラ扱いを受けてしまうことも少なくありません。
話し方には十分注意をして、相手に不快感を与えないように心がけて下さい。

ドクハラが原因でモンスターペイシェントが生まれることも…

1つのドクハラが原因で、今まで温厚だった患者さんが、一気にモンスターペイシェントになるという事も少なくありません。
一度モンスターペイシェントになってしまうと、ドクターに対してだけでは無く、看護士等にも当たるようになってしまうでしょう。

より状況が悪化して、体調を治す所では無くなってしまいますので、不用意な発言をしてしまわないように、十分気をつけて下さい。
自分のちょっとした発言のせいで、患者さんの健康が害され、モンスターペイシェント誕生のきっかけを作ってしまわないようにしましょう。